あけましておめでとうございます!……と言いたいところですが、鏡の前で「あれ、私ってこんな丸かったっけ?」と絶望しているあなた。大丈夫、一人じゃありません。私もです。
年末年始の暴飲暴食、楽しかったですよね。おせち、お雑煮、お酒、そしてコタツで食べるアイスクリーム。最高でした。でも、その代償は確実に体に刻まれています。体重計に乗るのが怖い? その気持ち、痛いほど分かります。
「やばい、今日から走り込まなきゃ!」 「明日からサラダしか食べない!」
ちょっと待ってください。焦ってきつい運動や極端な食事制限を始めても、体がついてきません。なぜなら、今のあなたの体は「ただ太った」だけでなく、内臓が疲れ切っている状態だからです。
連日のご馳走フルコースで、胃腸は働きっぱなしのブラック企業状態。そんな状態でさらに体にムチを打っても、逆効果になりかねません。
正月太りを最短で解消する「最終回答」。それは、まず**酷使した胃腸を休ませ、正常な働きを取り戻す「胃腸リセット」**から始めることです。遠回りに見えて、これが一番の近道。
1週間後には、「あれ? 体が軽い!」と驚く自分に出会えるはず。さあ、一緒に体をいたわる1週間を始めましょう。
その不調、実は「胃腸の悲鳴」かも? セルフチェック
「太った」という事実以外にも、体は様々なサインを出しています。以下の項目にいくつ当てはまりますか?
- [ ] 朝起きてもお腹が空いていない、むしろ胃がもたれている
- [ ] 食後、異常にお腹が張って苦しい
- [ ] 便通がスッキリしない(便秘気味、または軟便)
- [ ] なんだか体が重だるく、やる気が出ない
- [ ] 肌荒れや吹き出物が増えた
- [ ] 口内炎ができた
- [ ] 食欲はないはずなのに、口寂しくてダラダラ食べてしまう
これらは全て、胃腸が「もう働けません!」と悲鳴を上げているサインです。特に「食欲はないのに食べてしまう」のは、胃腸の感覚が麻痺している証拠。
この状態でダイエットを始めても、栄養がうまく吸収されず、代謝も落ちているので痩せにくいのです。まずはこの「胃腸の渋滞」を解消してあげることが先決です。
運動は後回し!1週間「胃腸リセット」プログラム
このプログラムの目的は「カロリーを減らすこと」ではなく、「消化の負担を減らすこと」です。結果的に摂取カロリーは減りますが、空腹を我慢する必要はありません。ポイントは「何をどう食べるか」です。
1週間を3つのフェーズに分けて進めていきます。
【1〜2日目】まずは「引き算」。胃腸の休日を作ろう
最初の2日間は、働きすぎた胃腸にまとまった休みを与えます。完全に食べない「断食」はハードルが高いので、**「固形物を極力減らす」**ことを意識しましょう。
- 朝: 白湯(さゆ)をゆっくり飲む。これだけで内臓が温まり、動き出します。
- 昼・夜: お粥、具なしの味噌汁、野菜スープ(ポタージュ状だと尚良し)。
噛まなくても飲み込めるような、トロトロしたものが理想です。「え、これだけ?」と思うかもしれませんが、胃腸が休まると、不思議と強烈な空腹感は収まってくるものです。
この期間は、消化にエネルギーを使わない分、体が修復モードに入ります。眠くなったら早めに寝るのも大切。まさに「内臓の休日」です。

【3〜5日目】優しい「足し算」。消化を助ける味方をつける
胃腸が少し休まったところで、次は消化吸収をサポートしてくれる強力な助っ人を投入します。キーワードは**「発酵食品」と「水溶性食物繊維」**です。
- 発酵食品: 納豆、味噌、ぬか漬け、ヨーグルトなど。腸内環境を整え、善玉菌を増やします。
- 水溶性食物繊維: 海藻(わかめ、昆布)、きのこ類、里芋、オクラなど。腸内でゲル状になり、余分なものを絡め取って排出してくれます。
食事にお粥や雑炊を続けつつ、これらの食材を「ちょい足し」していきましょう。
特におすすめなのが**「大根おろし」**です。大根には強力な消化酵素が含まれており、まさに「食べる胃腸薬」。焼き魚に添えるだけでなく、お味噌汁に入れたり(食べる直前に!)、納豆に混ぜたりするのも効果的です。
この時期になると、お腹の張りが取れてきて、自然な空腹感を感じられるようになってきます。「お腹が空いたな、何を食べようかな」と体が正常な反応を示し始めたら、リセット成功の兆しです。
【6〜7日目】仕上げの「巡り改善」。代謝スイッチON
最終段階は、整った胃腸をベースに、体の巡りを良くして代謝を上げていきます。ここでようやく「動く」要素が入ってきますが、激しい運動ではありません。
- 水分をこまめに摂る: 1日1.5〜2リットルを目安に。冷たい水ではなく、常温の水や白湯、ノンカフェインのハーブティーを。体内の古い水分を追い出しましょう。
- 「ながら」ストレッチ: テレビを見ながら股関節を伸ばす、歯磨きしながらつま先立ちをする程度でOK。特に下半身の血流を良くすると、全身の巡りが改善します。
- 湯船にゆっくり浸かる: シャワーで済ませず、お風呂で体を芯から温めましょう。リラックス効果で自律神経も整い、腸の働きも良くなります。
1週間を終える頃には、体重の数字以上に、体の「スッキリ感」が違うはずです。ズボンのウエストが少し緩くなったり、朝の目覚めが良くなったり。そのポジティブな変化をしっかり感じ取ってください。
コンビニでも揃う!胃腸リセットの「神食材」リスト
「自炊する元気もない…」そんな時でも大丈夫。コンビニやスーパーで手軽に買える、リセット期間中の強い味方を紹介します。
【コンビニ編】
- レトルトのお粥: 白がゆだけでなく、玉子粥や梅がゆもOK。温めるだけで最高の養生食になります。
- おでん(大根・こんにゃく・白滝): 大根は消化に良く、こんにゃく類は食物繊維が豊富。ただし、練り物や揚げ物は油が多いので控えめに。汁も塩分が多いので飲み干さないように。
- サラダチキン(ほぐしタイプ): タンパク質を補給したい時に。塊肉よりもほぐしてある方が消化が良いです。スープに入れたり、お粥のトッピングに。
- カップ味噌汁(生タイプ): 具材はわかめや豆腐などシンプルなものを。発酵食品を手軽に摂れます。
- バナナ: 消化が良く、すぐにエネルギーになります。小腹が空いた時のおやつに最適。
【スーパー編】
- 豆腐(絹ごし): 消化吸収抜群の植物性タンパク質。湯豆腐にすれば体も温まります。
- キャベツ: 胃の粘膜を保護する成分が含まれています。クタクタになるまで煮込んだスープがおすすめ。
- 白身魚(タラなど): 脂が少なく、良質なタンパク源。鍋の具材にぴったりです。
逆に、この1週間だけは**「揚げ物」「脂身の多い肉」「辛すぎるもの」「冷たい飲み物」「アルコール」**は避けてください。これらは胃腸の負担を倍増させてしまいます。来週のお楽しみにとっておきましょう。

リセット期間中の「心の持ち方」
最後に、一番大切なことをお伝えします。それは**「ストレスを溜めないこと」**です。
胃腸と脳は密接に繋がっています(脳腸相関といいます)。「食べちゃダメだ」「また太った」と自分を責めるストレスは、胃腸の働きを悪くして、リセット効果を半減させてしまいます。
もし、リセット期間中にうっかりお菓子を食べてしまっても、「ああ、ダメな私…」なんて思わないでください。「美味しかった!ごちそうさま。次の食事で調整しよう」と切り替えればいいのです。
完璧を目指さなくて大丈夫。60点でも70点でも、意識して胃腸をいたわった事実は変わりません。その積み重ねが、必ず体を変えていきます。

まとめ
お正月は、心ゆくまで楽しむための特別な時間。その結果、少し体が重くなってしまったとしても、それは幸せな時間を過ごした証拠です。
だから、自分を責める必要は一切ありません。楽しんだ後は、頑張ってくれた体に「お疲れ様」と感謝して、優しくケアしてあげる。ただそれだけのことです。
1週間の「胃腸リセット」で、体の中の淀みを流し、本来の軽やかな自分を取り戻しましょう。きっと来週のあなたは、今よりもっと輝いているはずですよ。
執筆者:GG夢太(広島県福山市・78歳)トレンドウォッチャー / ブロガー
